ナレーションのお仕事
Narration
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新人さんは優しいセリフから
新人さんの場合、比較的やさしい一言二言のセリフがある「ラジオCM」などで実践を重ねて行きます。誰でも言えるセリフなのでまずは合格といきましょう。
普通は一人ですが、二~三人で一緒に声を出し収録することもあります。またお父さん役やお母さん役の人と一緒に収録することも多いです。こういうときはチャンスです。というのは、プロの方なのでとても上手です。
ありがたいことに親切丁寧に細かいところまでその場で教えてくれます。大変勉強になります。
どんなセリフがあるの?
例題① 5歳の男の子のセリフ
- おはよう!
- おいしい!(うれしそうな声で)
- もう一杯飲みたい”
などです。簡単でしょう?
例題② 8歳から10歳の男女のセリフ
- 旅行ってなんでワクワクするの!
- 今度は海に行きたい
- 温泉もいいけど
- パパの運転で
明るく楽しそうに言ってください。
収録は、学校終わりにスタジオで。
収録となれば夕方が多いので学校の授業が終わってからスタジオ入りになります。(主に港区、渋谷区周辺のスタジオです)ドラマの撮影現場では大勢のスタッフさんが見ている前でお芝居をするけれど、ナレーションの収録はスタジオにマイクが一つあり、そのマイクに向かって覚えたセリフを話しかければいいのです。(プリントの活字を見ながらでもOKです。)誰も見ていないから緊張することもないし、上がることもありません。
さあいよいよ収録日も決まり(1週間前にはわかりますので)本番当日、スタジオに入りました。収録開始の赤ランプが点灯し、よーいスタートの合図とともに一生懸命覚えたセリフを明るく元気よく言えたので、すぐにOKが出て、無事撮り終えました。収録後、若い男性のディレクターさんがそばに来て「とてもよかったよ」と褒めてくれました。
この一言で緊張していた気持ちがホッとし、嬉しさいっぱいに変わりました。そして次回の仕事もホップ、ステップ、ジャンプと行けるよう頑張りたいと思います。